リバータリアニズム入門―現代アメリカの「民衆の保守思想」

リバータリアニズム入門―現代アメリカの「民衆の保守思想」

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896913446
  • NDC分類 311.253
  • Cコード C0031

内容説明

戦争と国家の世紀だった20世紀が終ろうとしている今、人類の平和と自由についての諸観念が新たに試されている。政府の介入をやめさせ、徹底した個人の自由(反過剰福祉、反官僚制、反税金、反統制経済)をラディカルに主張するリバータリアニズムとはいったい何ものか?現代世界を動かしつつあるアメリカの新しい一大思想勢力の全貌が今、明らかになる。

目次

第1章 リバータリアン時代の到来
第2章 リバータリアニズムの諸源流
第3章 我々はどんな権利を持っているか
第4章 個人の尊厳
第5章 多元主義と寛容
第6章 法と憲法
第7章 市民社会
第8章 市場プロセス
第9章 大きな政府(福祉過剰国家)がもたらしたさまざまの弊害
第10章 時代にそぐわない国家
第11章 リバータリアンが描く未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サスケ

2
★★★★☆ 福祉国家の弊害について考えさせられることが多い。 日本でも、自営業者などは賛同する内容が多いのではないか。 個人主義であるリバータリアリズムが結局は社会全体の豊かさを向上させると主張されているのに対して、 福祉国家は社会の進歩を妨げているであろうという事は、逆説的だが納得がいく内容だった。 もっと、自分の目で物事を見極める必要があると考えさせられる本。2017/09/10

Rieko

1
アメリカの民主党共和党に継ぐ勢力であるリバタリアン党の思想の入門書。日本は村社会ですので、サンデル教授の共同体主義の方が馴染み易く、この開拓民魂のリバータリアン思想が一番馴染みにくい思想かも。しかし、だからこそ今までとは違う物事の見方を教えてくれるという面があります。また地域社会や組織は守ってくれず個人で立たなければならない場面も昔より多くなっていますので自己決定権・自己所有権の考えは大事になってくると思います。特に第三章「我々はどんな権利を持っているのか」の章はおすすめです。2012/07/01

ラムダ

0
今年、初読了。民主主義とかなんであるか、少しづつ理解できたような気がします。リバタリアニズムの理念もわかりやすく、入門書として最適です。2016/01/05

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